COPDとはなにか

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「潜在的な患者数は約530万人といわれている」
人間の体というのは、食べたものを燃焼させ、生命活動をするために必要になるエネルギーを生成しているものです。このとき、このための作業として必要になる材料が酸素というものです。
空気を吸うことによって酸素を体内に取り入れ、エネルギーをつくったときには二酸化炭素ができるのですが、これを吐き出す、吸うという機能を持っているのが肺という臓器ですね。
肺の機能に関しては、30代ごろから自然に衰えていくといいます。それに伴って肺活量も減っていくのですが、肺や気管支など、呼吸器の疾患がある場合、年齢に特に関係なく、必要なだけの酸素を体内に取り入れることができなくなってしまいます。症状が悪化した場合、苦しくなってしまい、わずか100メートルほどの距離でも休まないと歩くことができない、また着替えや会話をすることもできない、というような状態になってしまうこともあります。こういった呼吸器系の病気としては、COPD(慢性閉塞(へいそく)性肺疾患)である割合が非常に高くなっており、国内での潜在的な患者の数は約530万人ともいわれています。

「COPDの原因には受動喫煙も」
COPDには、空気を吸ってもそれを出しにくくなって、酸素を取り込めなくなる肺気腫、気道をふさがれてしまう慢性気管支炎といったものが含まれます。もしこれに一度なってしまったとしたら、もう二度と元の状態に戻すことはできなくなってしまいます。
重度のものになると、一日中酸素吸入をしなければならなくなってしまいます。原因は、ほとんどたばこといわれています。喫煙歴のある40代以上に、特に多く見られるようですね。また、本人が吸っているわけではなくても、受動喫煙によって発症してしまうということもあります。
これは胸部のレントゲン検査では見つけることが難しく、進行は非常に緩やかなものであり、なかなか自分で自覚症状に気付くことがないために、受診のタイミングが遅れるということも往々にしてあるようです。なかなか早期発見できないことの原因になっています。
健康診断に肺機能検査を追加できる場合、これを受けることによって早期発見をすることもできます。
COPDを不安に思うのであれば、すぐにたばこをやめるようにしましょう。もしCOPDになっていたとしても、症状が悪化しないうちにそれを止めることもできます。がんや動脈硬化、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞といったものの原因に、たばこは成りうるものです。また、COPDとの関係で考えれば、たばこの煙に含まれている有害物質は、気管支の先にある肺胞という組織を破壊してしまい、吸い込んだ空気を吐き出しにくくなってしまう、ということの原因にもつながります。肺胞については、一度破壊されてしまうと、もう二度と再生することはないのです。

This post was written by , posted on 2月 8, 2013 金曜日 at 4:55 pm

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